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2005/06/12

古義堂文庫展

 昨日は、天理ギャラリーへ「古義堂文庫展 伊藤仁斎没後三百年を記念して」(会期:2005年5月15日〜6月12日)を見に出かけた。お昼はすぐ近くのうどん屋「野らぼー」で。何となく、以前食べた時より麺がやわらかいような……。
 それはさておき、本題の「古義堂文庫展」は、伊藤仁斎・伊藤東涯関係資料がやたらと充実。冒頭には、古義堂文庫が寄贈された経緯についての文章や、当時の東洋学研究の第一人者を対象とした1942年の古義堂文庫展の写真(資料がむき出しで机の上に並んでいる写真があってびっくり)、そして、詳細な記述が恐ろしい『古義堂文庫目録』(天理大学出版部, 1956)が並んでいたのだけれど、図録にはそのあたりの図版は収録されていない。残念。
 解説が非常に細かくて、仁斎が出不精でインドア派だったこととか、東涯の博覧強記というか雑学王ぶりとかがうかがえて、ついつい、楽しんでしまう。江戸期の知識人は幅が広くて面白いなあ。また、展示されている著作の原稿には複数のバージョンがあり、繰り返し修正が書き込まれている様子がわかるようになっている。さらに刊行された版の手沢本にまた書き入れが……。その徹底した推敲ぶりに思わず感嘆。旧蔵書には、五山版、元和勅版、古活字版、さらに宋版まであって、これだけでも眼福もの。
 点数は60点程度とコンパクトな展示だが、とにかくモノがいいのは強い。次回展示は、天理参考館の方の所蔵資料らしいが、また、図書館側の展示をやる時に見に行くことにしよう。その時には、「野らぼー」の麺が復活しているといいなあ。

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