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2005/09/13

東京人 2005年10月号

 ここのところ、小ネタで逃げてばかりのような気もするけど……。
 『東京人』no.219 (2005年9月)は、「特集 明治ニッポンの家庭教師たち 「お雇い外国人」を知っていますか?」。目玉は、鹿島茂・芳賀徹「対談 「二人三脚」での近代化。」p.16-23. か。話に登場する「お雇い外国人」の略歴や写真を丁寧に紹介する編集に頭が下がる。
 鈴木博之「失われた文明開化建築。 建築家のお雇い仕事コレクション。」p.24-37. は、失われた建築写真とあわせて、建築家系の「お雇い外国人」の活躍を紹介。図書館屋的には、現在は国立国会図書館のある地に建っていたドイツ公使館の写真が興味深かったり。それにしても、今も見られる建物がほとんどないなあ。旧司法省(現・法務省赤レンガ棟)くらいか。
 前間孝則「フランス人造船技師ヴェルニーと若き日本人技術者たち。 お雇い外国人からの自立」p.74-81. は、西洋造船技術の導入が、西洋型の教育を受けた技術者だけではなく、現場の船大工・工員たちとの二人三脚で行われてきた、という話。技術移転史としても面白い。
 あと、林丈二「三面記事で読む、明治のお騒がせ外国人。」p.66-73. は著者ならではの、昔の新聞記事ネタエッセイ。火事場見物に走ったモースの話とか、楽しい。
 それにしても、特集の記事の一つとして参考文献の記述がない上に、特集のテーマに関するブックガイドもないとは……。活字どうしのリンクを絶ち切ってしまうのはいかがなものか。
 あ、あと、何故、各記事のタイトルに「。」がつくのかは謎。

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コメント

> あ、あと、何故、各記事のタイトルに「。」がつくのかは謎。
わが家で号数飛び飛びに持っている『東京人』の背表紙を見たところ、何と背表紙に記載の特集タイトルにも「。」が付いてました。
 特集「昭和モダン建築」。
と言った具合です。
今号はタイトルが長いせいかついていませんが、体言止めだろうと何だろうと関係ないみたいですね。謎です。

なんと、特集タイトルにも「。」がついていたとは。気付いてませんでした。
何かこだわりがあるんでしょうか。やはり謎です。

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