マリア様がみてる on TV
完全にタイミングを外しているような気もするが、1月7日からテレビ東京系で放送が始まったTVアニメ『マリア様がみてる』の感想である。
なるほど、考えてみればこういう話なんだから、CMのアニメ店長みたいに(?)金田アクションとかするわけにはいかんわなあ。カット割りとカメラワークで動きを出して、レイアウトでみせる、というのが基本になるわけだ。そういう意味では、絵コンテとレイアウトで全てが決まってしまうという、演出家と作画監督の腕が問われる作品なのかもしれない。
とりあえず第1話は、カットごとに様々な技を繰り出して、動きのない場面に動きを作り出そうと頑張ってる、という感じ。でも、一番きっちりみせてほしい、それぞれのキャラクター間の関係と、祐巳と祥子との関係の微妙な変化については、結局、台詞と表情に頼ってしまったような。せっかくの工夫が、うまくかみ合わなかったんじゃないかなあ。あと、カメラ視点の動かしかたに何となく違和感を感じたんだけど、何が変だったのかよくわからない。うーん。
日常芝居中心(のはず)だし、少なくとも演出的には素材として面白いんじゃないかと思うので、シリーズ中、一話くらい変な演出で、楽しませてくれるとうれしいなあ。
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