平賀源内展
Mac OS X 10.2から10.3に移行するのに手間取ってしまった。意外に普段使っているシェアウェアとかに互換性がなかったりするのが困りもの。
それはさておき、江戸東京博物館で開催されていた『平賀源内展』(会期:2003年11月29日〜2004年1月18日)に最終日の1月18日に行ってきた。
昼過ぎに行ったのも悪かったかもしれないが、えらく混んでいたのでびっくり。平賀源内にそれほどネームバリューがあるとは思っていなかったので、油断してしまった。おかげで、ゆっくり展示を見るとはほど遠い状況に。とほほ。
しかし、展示物自体はいいものが集められていた。いきなり、みなもと太郎の『風雲児たち』の原画が展示されていたのには驚愕。なるほど、この手があったか。
オランダから借りてきた源内と同時代の様々な機器類や、火浣布の包み紙(解説が書かれている)などの源内ゆかりの品々もなかなかだが、とにかくすごかったのは、博物図譜の展示。源内自身による貝類図譜を筆頭に、松平頼恭『衆鱗図』『衆禽画譜』、堀田正敦『堀田禽譜』など、正に江戸時代の博物図譜の中でも超一流といえる逸品が並ぶ。よく借りられたなあ。図録も図版多数でお買い得。展示されていなかった図も多数見ることができる。
この後、東北歴史博物館、岡崎市美術博物館等を巡回するとのこと。博物図譜ファン(日本全国に何人いるのか知らないが……)は必見。
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