第13回サンシャインシティ大古本市
池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマート4Fで開催中(会期:2004/02/20〜2004/02/29)の第13回サンシャインシティ大古本市に出かけてきた。主催はサンシャイン古書の会。規模としては、いわゆるデパートの古書即売展、という感じだが、同時開催のCD/レコード市も含めると、結構ボリュームがあるかも。古本市の方だけなら、ざっと全部見て二時間くらいか。
全体として、フィギュアや、ムック、雑誌を中心にしたサブカル系の躍進(?)が著しいのが印象的。一方で、マンガの占めるスペースは確実に小さくなってきているような気がする。ちなみに、当然ながら、和本はほとんどなし(和装本のほとんどは近代以降のもの)。本道楽の時代は遠くになりにけり……。
今日は、戦前ものを中心に何か面白いものはないかなあ、とふらふら。斎藤茂吉の句集や、軍人向け訓話集とか、普段なら手にとらないようなものを、パラパラとめくって楽しめるのは、手軽に手に取れる即売展の雰囲気があってこそ。今回、試しに、背にタイトルが入っていない薄いものを丹念に見てるようにしていたのだけれど、変なものが混じっていて楽しい気がしてきたなあ。…とはいえ、見て楽しむだけで、買ってないのだが。
結局、購入したのは、『新京案内 康徳六年版』の復刻版(アートランド, 1986)と、デヴィッド・カスバートソン『書物の世界の三十三年間の冒険』(図書出版社, 1991)の二冊のみ(どっちも安い!)。あまりいい客ではなかったか。
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