STUDIO VOICE July 2004 特集・アニメを見る方法 Animation: Year Zero
『STUDIO VOICE』2004年7月号(インファス・パブリケーションズ)の「特集・アニメを見る方法」をぱらぱらと見る。
神山健治×佐々木史郎×佐藤大×藤津亮太というメンバーの座談会(紹介文を読んで、ああそうか、この人か、と思わず納得の人選)が特集全体にちりばめられつつ(ほんとに、ぶつ切りでちりばめてある)、人物・作品・その他色々に関するコラムと大量の図版(STUDIO VOICEなので)で構成。
こうやって見ていると、もはや知らない人とか作品が多くなってしまい、オタクはもう自称できんなあ、としみじみ。そうか、望月(智充)さん、『ふたつのスピカ』やってたんだー、とか、そんなことに感心してる段階でもう全然駄目ですな。
コラムでは、声優から見た宮崎・富野比較論、「声優キャスティングのセンスとは!?〜宮崎駿と富野由悠季の場合」に、思わず納得。そういわれてみればそうだよなあ。
また、「アニメ、20年の呪い論」は、アニメとSFとの関係を、『うる星やつら』と『超時空要塞マクロス』が後の作品に与えた影響と絡めて論じたコラム。「内田樹の研究室」のエントリー、「「オタク」と司法」と併せて一読を。SFが戦後日本のサブカルチャー史において、どのような役割を果たしたのか、誰か実証的に検証してくれんかなあ。もう、歴史的に相対化されてもいい頃合いだと思うのだけれど。
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