Sound & Recording Magazineにブライアン・ウィルソン『スマイル』の記事
現時点で最新号の『Sound & Recording Magazine』23巻12号(2004年12月)pp.50-59に、Matt Bell「ブライアン・ウィルソン 37年の時を経て世に送り出された幻のアルバム『スマイル』」という記事が。
2004年版『スマイル』のレコーディングがどのようにして行われたのかを詳細にレポートした記事と、1960年代版『スマイル』に関するコラムの組み合わせ記事。
ブライアンとヴァン・ダイク・パークスが一緒に作業を始めたあたりのくだりは鳥肌もの。「そのときヴァン・ダイクはブライアンにこう声をかけた。“勇気を持たないといけないんだ、友よ”とね」とか。たまりませんな。
1960年代版の音源がどのように活用されたのか、とか、2004年版のレコーディングの際のスタジオでの楽器の配置とか、細部に関する情報も多数。1966,7年ごろの音に慣れた耳にも違和感のない音を作りあげていった苦心の過程がよくわかる。
若干、他のインタビュー(特にブライアン本人関係)とかと食い違う証言もあるのが気になるけど、何にしても、ブライアン・ウィルソン、あるいは『スマイル』のファンは必読でしょう。
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