MacPower 2005年5月号
『MacPower』が2005年5月号(16巻5号)で全面リニューアル。ロゴも表紙デザインも中のレイアウトも、完全に変わった。
正直、パソコン誌の善し悪しは、コラムの質と量で決まる、と勝手に思っているので、その点からは「文字が足りねぇ…(字数というより面積が)」という感じではあるのだけれど、現代美術というかアート、それからデザインへの接近、というのは、世の中的には正しい方向かもしれない。ただし、たくさん売れるかどうかは私にはよくわからない。生き残ってほしい、とは思うけれど。
MacとiPodと生活とアートとデザイン(とファッション?)、なんて、胡散臭いような気がしてしまうも事実なのだが、コンピュータが世界を変えるのではなく、世界を変えていくのはコンピュータを道具として、あるいは、コンピュータなしで、作られる/届けられる表現なんだ、という感じは、案外悪くない。
連載「Power of Japanese Arts」の第1回に山口晃、というのもうれしいし、突然現れる巻末の和菓子特集(?)ページもたまらない。
とはいえ、これまでの連載ページの大部分が消えてしまったので、なんというか、まだしっくりこない、というのも事実。あと数号様子を見て、買い続けるかどうかが決めるつもりだけど、ちょっと私にはお洒落すぎる雑誌になってしまったかもしれない。泥臭い側面ももう少し残して欲しかったような。
あ、あとCD-ROMをなくしたのは、英断かもしれないけど、コスト面からいっても正解なのでは。この内容なら、確かになくてもいいよね。
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