コミックマーケット68
コミックマーケット68は2005年8月12日から14日まで、東京ビックサイトで三日間の開催。今更、時期外れ、という気もするのだけれど、毎回感想を書き残しているので、覚えている限りでちょっとばかり書いておこうと思う。
今回は、色々と事情もあって8月12日と13日の二日間参加。
初日の12日はアニメ系を中心にうろうろ。
まず、回り始めた時間が遅かったのもあるかもしれないが、「巌窟王」ジャンルの新刊が軒並みはけてしまっていたのには驚いた。最後の盛り上がり、ということかもしれないけど……。
ガンダム系は、SEEDの人気が結構あることを確認できて、何となく安心。DESTINYにも、ちゃんとみんな付いていっているんだなあ。コスプレも多かったし。あと、Z本も多かった。映画の力の大きさを確認させてもらった感じ。
あとは、エウレカセブン本を思っていたよりも見かけなかったのが、印象的というか何というか。
二日目は、例によって、十二国記と歴史系を中心に。マリみては、空いているうちに早めに回るべきだったのに、後回しにしてしまって失敗。あんまり見られなかった。うかつ。
十二国記は、原作の新刊が出ていないので、どうしようもなし。それぞれ、原作と離れて独自のキャラクター解釈で突き進むか、休止するか、別の道(作品)を探るか、難しいところなんだろうなあ、という印象。お気に入りのサークルが、今回を最後に休止を宣言していたりして、結構、寂しかった。
歴史系は、研究系(?)では、渋いけれども、堅すぎない本が色々出ていて楽しかった。歴史のやおい解釈系(?)では、何故か(中華人民共和国成立以前の)中国共産党ネタが、じわじわと広がってたりして、どうなっているのやら。あ、でも、今回は国民党ネタの方(去年出てた本みたいだけど)にアンテナが反応。こんなカップリングを思い付く、という段階で既にすごい。そのうち、韓国近代史とかも「発見」されたりするのかなあ。
マリみては、やはり、主として作り手も読み手も男、という構造は変わらず。セーラームーンのころにあった、男女が交錯していく動き、というのもなくはないけど、どっちかっていうと、男性系と女性系で分離が進んでいるような印象が。まあ、ちょっと見だから、間違っているかもしれないけれど。
後はなんだろうなあ。「おおきく振りかぶって」の人気を目の当りにできたことと、知人から、女性系のサークルで、普通の男女のカップリングが目立っているといわれて、確かにそうかも、と思ったことくらいか。
やっぱり、直後に書かないと色々な印象を忘れてしまうなあ。反省。
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