天理図書館教祖120年祭記念展特別展示・8月
今日は猛暑の中、「教祖120年祭記念展特別展示・8月 奈良絵本/一般展示 近世名家の自筆本」(会場:天理大学附属天理図書館2階展示室 会期:2006年8月24日〜30日)を見にでかけてきた。正直、昼のめちゃめちゃ暑い時間帯に出かけたのは無謀だったかも。えらく体力を消耗。というわけで、ついつい帰りに天理市の商店街で喫茶店に入ってわらび餅など食してしまう(特にきな粉がうまかった)。
それはさておき、今回のテーマは奈良絵本。実はそんなに得意ではなかったりする(というと得意な分野があるみたいだが)。確かに絵はきれいで見栄えがするのだけれど、その分、どこが見所なのか、わかりにくい気がしてしまう。もちろん、絵が見所なのだけれど、その絵の、どこをどう見るとおもしろいのかがどうもわかりにくい。顔の描き方とか、いろいろポイントになるところがあるらしいのだが……。
それはそれとして、さすがは天理図書館。10点とはいえ、室町期から江戸初期の写本をバランスよく展開。大型の冊子本から、横長、枡形、巻物まで、各種形態を取り入れて、かつ、取り上げられているお話も、メジャーどころから、現在元ネタは散逸しているレアものまで、きっちりそろえている。
気になるとすれば、照明が明るすぎるように見えたことか。彩色資料は、もっと暗い方が(色が飛んじゃうので)安全だと思うけどなあ。あ、あと、『鼠の草子絵巻』に出てくるネズ公たちがキュート。絵はがきにしたら売れたりして。
それにしても、「奈良絵本」とそうでない絵巻や絵本って、どう区別されるのだろう。時期と絵柄と冊子体であること(いや、でも巻物もありだしなあ)みたいなんだけど、そういえばよくわからん。あれ? 制作地との関係もありなのかな。うーむ。もっと勉強しないとよくわからんなあ。
ちなみに、一般展示の方は前回と同内容。
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