Code4Lib JAPAN Conference 2021
2021年9月12日の、Code4Lib JAPAN Conference 2021の特別セッション、鼎談「『ビジョン2021-2025 国立国会図書館のデジタルシフト』からライブラリーの未来を考える」に登壇したので若干メモ。(プレゼン資料)。
大向一輝先生の「すべてがNDLになる」というキーワードから、Slackで皆さんが自分のNDL化を宣言するというダイナミックな展開で、びっくりしたけど、期待の大きさを改めて痛感。
地方議会の議事録等、自治体の公開情報や、教科書、Webコミックなど、一般的な出版物とは異なるルートで流通している「出版物」(Webでの公開含む)をどう保存し、アクセス保障をするのか、という問題がSlack上で展開されていたのも重要かと。
期待や影響が大きくなっている分、最後に、福島幸宏先生が拾ってくれたけど、NDLの創設時から続く理念とか、理想とかの重要性を改めて感じた。自分たちが邪悪にならないために、出発点を繰返し確認しないといけないのでは、という問題意識から、今回のプレゼンでは意図して歴史的な話を組み込んだんだけど、(どこまで伝わったのかは別にして)自分的にはやっぱり、そういう視点も必要だな、と何となく納得。
他のセッションも、可能な限り参加してみたのだけれど、色々な議論があって面白かった。デジタルアーカイブの定義を巡る議論(アンカンファレンスの一つ)は、いきなり定義から入るのではなくて、議論する対象の構成要素を分析した方が良いのかも、と後から思ったり。
ライトニングトークでは、二日目のGIGAスクールによる学校の変化が印象的だった。小学生たちはデジタル環境にあっという間に適応するんだなあ。
ただ、大向先生いうところの、二つのO(おせっかいとおっちょこちょい)を余計に発揮してしまい、若手の出番を奪ってしまったかも、というのが反省点。偉い人がひょいひょい出て来ちゃったら、口出しにくいよね……。申し訳ない。他のセッションではもっと大人しくしてれば良かった。
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